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奥尻分屯基地開庁60周年記念行事参加報告


                            R01.07.03

 奥尻分屯基地開庁60周年記念行事参加報告 


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 令和元年度最初の部隊訪問として、令和元年6月29日(土)に実施された「奥尻分屯基地開庁60周年記念行事」に参加してきました。
 前回は10年前とのことで、先輩からの申し送りである「海栗がダメだった。」の謎の一言を胸に刻みつつ、台風3号による悪天候の余波を心配しながら、函館経由の空路で奥尻島に行くことにしました。
 因みに、奥尻島への経路は北海道の江差港からフェリーを利用するか、この空路しかなく、いずれも一日2便ずつの状況です。

  函館から奥尻への航空機       奥尻空港着陸直前に窓から臨む奥尻島










 
 奥尻島に向かう函館空港では、G20の影響で所持品チェックが厳しく、フル・ボディチェックを、予想外に3回も受ける羽目になりました。
 また、奥尻空港が濃霧により視界不良となった場合は、離陸しても引き返すことがあるそうで、ドキドキの気象条件下でのフライトでした。
 奥尻島に無事に到着したものの、上空は一面雲で覆われており、断続的な小雨模様の中、会場となる「海洋研修センター」に29警戒隊の車両により移動しました。
 町営バスのルートで招待者をピックアップし、待ち時間で島の南端の青苗港と東海岸沿いにある鍋釣岩を観ました。
 
 平成12年建築の約7m高の「人工地盤」:青苗港勤務者約2300名収容の津波避難所















 
 平成5年7月12日に起きた北海道南西沖地震による大津波(最大31mとも言われる)の対策として、各所に防潮堤や避難路、避難場所が整備され、最大の被災地であった青苗地区には、青苗漁港区域内に人工地盤が建設されていました。

 奥尻市街にある奥尻島のシンボル的な岩:鍋釣岩(なべつる)約19m高















 
 奥尻市街地の手前には、奥尻島のシンボル的な岩である「鍋釣岩」がありました。名前の由来は、鍋の取っ手(つる)に似ているためで、夜はライトアップされ、暗い海に浮かび上がるそうです。

 海洋研修センター特設会場に展示された陸・空自衛隊の装備品











 
 会場に到着すると、町民が続々と集まっており、地上展示として陸自滝川駐屯地に所在する第10即応機動連隊の16式機動戦闘車及び函館駐屯地所在の28普通科連隊の中距離多目的誘導弾、並びに空自八雲のペトリオット器材等が展示されていました。

 地上展示(機動戦闘車)       地上展示(中距離多目的誘導弾)










 
 地上展示(ペトリオット)      地上展示(消防車、軽装甲機動車)










 
 1330から予定されていたF-15による飛行展示は、上空から音が聞こえていたものの、雲の切れ間が無く中止と発表されました。
 次いで1345から海洋研修センターのホールにて「奥尻分屯基地開庁60周年記念式典」が、奥尻町長、国会議員、町議会議員、自衛隊家族会及び自衛隊協力会並びに周辺部隊長等の招待者が参列の下、厳粛に実施されました。

 式辞を述べる分屯基地司令 巻田明輝2佐    記念式典会場の様子











 記念式典では、国歌斉唱の後、29警戒隊長兼奥尻分屯基地司令巻田明輝2等空佐による式辞、来賓祝辞、来賓紹介及び祝電披露と進行し、地元の功労者への感謝状贈呈が行われました。

 分屯基地司令による感謝状贈呈     記念式典会場前の祝電













 式典終了後、屋外にて参加者全員での記念撮影が実施され、その場で「1500から予定されていた救難展示も天候不良で中止となりました。」とアナウンスされ、参列者の島民からは「残念!」の意味のどよめきが聞こえました。
 会場の模様替えが済んだ1600から、北部航空音楽隊による演奏会が実施され、第1部4曲、休憩を挟んだ第2部に7曲、アンコール2曲が演奏され、周辺住民の家族ずれを加え、ほぼ満席となった会場を大いに沸かせました。

 海洋研修センターホールで音楽隊演奏に聞き入る周辺住民の皆さん












   北部航空音楽隊による開庁記念コンサート(指揮 山本1尉)











 1745に音楽隊演奏が終了し、会場の模様替えが分屯基地隊員総出で実施され、1830から「記念祝賀会」が挙行されました。祝賀会には、周辺自治体の長、各議会議員、協力会及び家族会等並びに基地所在隊員を合わせた約80名が出席し、盛会でありました。
  基地司令等挨拶後の鏡開き            乾杯のご発声











 余興の一つとして実施されたドリル        3収隊長 中濱直人2佐による大締め











 (おまけ)
 奥尻島の海栗漁は7月5日から解禁ということで、今回も「海栗はダメでした」
謎の言葉の意味がやっと解りました@@とほほ。

 奥尻港に停泊中の江差行きフェリー      翌日朝に宿舎から臨む奥尻港(海栗が沢山生息)











                   (記事及び写真:bun)

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