つばさ会トップ
新年挨拶トップ
【新春メッセージ】
年頭のご挨拶
浜松つばさ会会長 飯塚 雅視
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、戦後70年の節目の年であり「日本を取り戻す!」をキャッチフレーズに登場した安倍内閣が8月の「安倍談話」の発表、そして9月の「安全保障関連法」の成立とその真価を発揮した年でした。中でも「安全保障関連法」の成立により限定的ながら集団的自衛権の行使が可能になったことは日米同盟の強化と国際貢献への道が大きく開けたと言えるでしょう。これにより任務が多様化して行く自衛隊のリスクについて国会で議論されましたが、残念ながら「国家のリスクは減るが自衛隊のリスクは増える」という本質的な議論にまでは至りませんでした。これから関連規則類が整備され万全の態勢が取られると思いますが「身の危険を顧みず」敢然と任務に邁進する自衛隊員の皆さんの無事と任務の完遂を祈念するとともに、「日本を取り戻す」安倍内閣が我々の悲願とも言うべき「憲法改正」に向かって着実に歩みだすことを期待したいと思います。
最後につばさ会会員・ご家族の皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。
追記・・・・・昨年10月18日に海上自衛隊の観艦式を初めて見学し、その威容と整斉たる艦隊行動を目の当たりにして頼もしく感じましたが、その時の観閲官、安倍内閣総理大臣の訓示に感銘を受けましたのでその要旨の一部を紹介します。
「(前略)この70年間、日本はひたすらに平和国家としての道を歩んできた。
それは自衛隊の存在なくして語ることはできない。残念なことに諸君の先輩たちは心ない多くの批判にさらされてきた。中には自衛隊の存在自体が憲法に違反するといった議論すらあった。しかし、そのような批判に歯を食いしばり、国の存立を全うし、国民を守るため黙々と任務を果たしてきた先輩たちのたゆまぬ努力の上に、現在の平和は築かれた。
アジア太平洋地域における諸君の確固たるプレゼンスが、米国や志を共にする民主主義国とともに冷戦を勝利へと導き、日本の平和を守ってきた。そのことは歴史が証明している。 日本は米国をはじめ、国際社会と手を携えながら、自由で平和な海を守るため全力を尽くす。積極的平和主義の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄に、これまで以上に貢献していく決意だ。平和は人から与えられるものではない。自らの手で勝ち取るものだ。 二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。そのために私たちは常に最善を尽くさなければならない。国際情勢の変化に目をこらし、必要な自衛の措置とは何かを考え抜く。そして不断に抑止力を高め、不戦の誓いをより確かなものとしていく。私たちにはその大きな責任がある。日本を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増している。望むと望まざるとにかかわらず、脅威は容易に国境を越えてくる。もはやどの国も一国のみでは対応できない時代だ。そうした時代になっても国民の命と平和な暮らしは断固として守り抜く。そのための法的基盤が先般成立した平和安全法制だ。積極的な平和外交も今後一層強化していく。(後略)」