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【新春メッセージ】
新年あいさつ
謹んで新春のお慶びを申し上げます。つばさ会会員の皆様には健やかに新春をお迎えのことと存じます。
旧年中は、つばさ会活動へ積極的にご参加いただき、心から感謝申し上げます。お陰様で、現役諸官に対する協力支援や慰霊行事への参加、米国及び韓国OBとの国際交流、さらに同好会や美術展等の活動も円滑に実施することができました。その一方で、会勢拡張につきましては、退会者が入会者を上回るという厳しい状況であり、各支部長及び各理事を中心として、引き続きご努力をお願いする所存です。
さて昨年は、1月6日の北朝鮮による4回目の核実験、その後も毎月のように繰り返された同国による弾道ミサイルの発射、また、冷戦期を上回るペースで続く緊急発進、中でも東シナ海における中国機への急増など、我が国を取り巻く安全保障環境は極めて厳しい状況にあります。そのような中、11月には「アメリカ・ファースト」を公言し、在日米軍経費の日本側の負担増等を訴えたトランプ氏が米国次期大統領に選出され、また、それに先立つ6月には、英国のEU離脱が国民投票で可決されるなど、国際情勢は大きな転換期に差し掛かっているのかもしれません。
このような国際環境であればこそ、我が国の安全保障政策について、広く真摯な議論が行われることを期待します。つばさ会も、隊友会、偕行社、水交会とのいわゆる防衛4団体の一員として、憲法における自衛隊の明確な位置づけ、防衛体制の強化、自衛隊員の処遇改善など幅広い議論を重ね、その結果を「政策提言」として、昨年暮れ防衛大臣に対し報告を行いました。
航空自衛衛は、緊迫する南西域に備えるための那覇基地における第9航空団の新編、東日本大震災で被災した松島基地の復興と同基地でのF−2操縦教育の再開、熊本大地震における災害派遣活動、北朝鮮のミサイル発射に対する破壊措置命令による常続的な警戒、迎撃態勢の保持、南スーダンでの在外邦人輸送など、常に態勢を整備し、粛々と任務を果たしています。新しい動きとしては、F−35のロールアウトセレモニーが9月に米国で行われ、いよいよ航空自衛隊も第5世代戦闘機の運用へ向け本格的に動き始めました。
つばさ会は本年も、国の内外で日夜任務に邁進する航空自衛隊を支援するとともに、全国組織として会員の親睦を図ってまいります。 会員の皆様におかれましては、つばさ会の現役支援について引き続きご理解いただくとともに、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。 年頭に当たり、会員の皆様の本年の益々のご多幸とご健勝をお祈りして新年のご挨拶と致します。
つばさ会 会長 吉田 正