つばさ会員 参議院議員 宇都 隆史

つばさ会の皆様、明けましておめでとうございます。航空自衛隊出身、「空翔ぶ参議院議員」こと宇都隆史(うとたかし)です。昨年は公私に渡りご指導ご鞭撻を賜り、厚くお礼申し上げます。
 昨年は新たに発足した菅政権において「外務副大臣」を拝命致しました。政務官とは異なり、副大臣は日本國憲法および法律により、内閣の任命に対し天皇陛下の認証が必要とされる「認証官」です。よって去る9月18日、皇居(正殿松の間)におきまして、今上天皇陛下に拝謁し官記を授与されました。光栄の至りであると共に、その重責に身の引き締まる思いが致しました。
 国際社会が激動する中、また安全保障と外交が表裏一体となって動いていく昨今、初当選から10周年となる昨年に外務副大臣の職責をお預かりしたことは天命であると、謹んでお受けいたしました。
 「国民のために働く内閣」の一翼を担い、真に国益となる外交の推進に全力を傾注し、更なる安全保障・外交政策の推進のため、副大臣としての職責を果たして参ります。
 さて、昨年を振り返るとコロナ対応に明け暮れた一年でした。全世界を震撼させた新型ウイルスは、一年間で約150万人の命を奪いました。
 我が国では、4月に政府より緊急事態宣言が発令されましたが法的強制力はなく、外出や移動制限もあくまで『要請・指示』に過ぎず、有事を想定した我が国の権限集中の在り方については、大きな課題が浮き彫りとなりました。医療現場では災害派遣によって、「クルーズ船内での除菌活動、帰国邦人の空港からの車両輸送、濃厚接触者に対するPCR検査や感染者に対する医療支援、年末の札幌市・大阪市への看護官派遣」といった分野で、多くの自衛官・医務官も活躍しました。
 今年は東京オリンピック・パラリンピック大会も予定されています。人類がコロナウイルスに打ち勝った証として、大会実現のため国際社会と協力してコロナの収束に全力を挙げて参る所存です。
 昨年末に、令和2年度第3次補正予算案、及び令和3年度本予算案が閣議決定されました。防衛予算としては昨年並みの規模となり、安全保障基盤の強化の安倍路線を継承する菅内閣の姿勢が反映されたものと一定の評価をしています。
 ひとつ心配なのは、 F-15の能力向上事業に待ったがかかったことです。部品の枯渇等により改修価格が予定よりも大幅に増大したことが理由ですが、ことは戦闘機体系全体に関わることですので、何とか早い段階で米企業とも価格の折り合いをつけて事業を進捗させて欲しいと願っています。
 通常国会冒頭に行われる第3次補正予算案・本予算案審議の中でも、このような懸案事項に関して、防衛省に対して適切な指摘を行い、政治的手当てを講じて参りたいと考えています。(副大臣の私は質問に立つことはできませんので、同僚議員にお願いします。)
 末筆ながら、国際社会において日本が強いリーダーシップを発揮し、また防衛省・自衛隊が万全の態勢で任務に邁進できるよう、数少ない自衛隊出身の国会議員として、外交・安全保障政策の更なる推進に全身全霊で取り組んで参る所存です。 引き続きのご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 今年一年が我が日本国にとりまして幸多き年となり、国民の皆様が昨年同様に安心して暮らせますよう、同時に、会員の皆様の御健勝と御多幸を御祈念申し上げ、新年の御挨拶とさせていただきます。