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カンボジア見聞録


                            H28.07.07

 カンボジア見聞録 4

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金銭・銀行
 こちらでの買い物は基本的にUS$である。スーパーでも土産物屋でも値札はドル表示が原則。お釣りも1ドル単位まではドルでくれる。ただし1ドル以下はカンボジア通貨で、1ドルが約4000リエルで換算し紙幣でお釣りをくれる。1000リエルが25セント位と覚えておけばよい。まだ短い経験だが、ドルも使えるというより、ドルが主体のようだ。25セントや10セントという硬貨がない部分にリエルでお釣り用に使うという感じである。日本のクレジットカードや、デビッドカードは大きな店では使用可能である。近所の小さな食堂や野菜・肉・魚などを売っている市場では現金だからやはり手持ちの現金も必要である。東京の口座からこちらのATMでドルを引き出すことはできるが、一度に250ドルしか引き出せないのと手数料を4ドル取られる。私もプノンペンの銀行に口座を作り、一時帰国の際現金をもってきてその口座へ預けて必要に応じてATMで現金を引き出すことにした。口座を作るため訪れた銀行のパソコン普及率はまだ多少の遅れがあるようで口座開設もカウンターの女性がすべて手書きで書類を作っていた。ただ指紋認証のため親指の指紋を取られたがこれはPCに入力する読み取り機で指紋を登録した。また顔認証のためか写真も取られた。カンボジアの入国審査でも顔写真は撮られたから顔認証システムは整っているのかもしれない。口座開設した銀行はJMASへの入金や給与支払いなどで使っている結構大手の銀行である。扱っている金はドルが主体で書類への記入も金額はすべてドルで記載する。通貨を自国のものを流通させることは国家にとって優先課題と思うが、なぜドルが流通しているのか素人の私にはわからない。もっとも我々外国人にはなじみのある米ドルは便利ではある。

                      つづく

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柴田幹雄氏


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