つばさ川柳 121号

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【自由吟】


思い出はみんな優しい顔ばかり    竹重 満夫

新型の風邪にも効いた玉子酒


日本中絆々で糸もつれ        田所  健

締め切りに慌てふためく駄作かな


マニフェスト選挙のための空手形   中井  極

札束はティッシュ箱より軽かった


古稀でなく近ザラなどという御仁   蜂巣  徹

座礁して巨艦張り子の虎と化す


警官も手強い奴は追い払う      藤沼 智弘

強いもの女ウイルスそして知事 


梅桜咲いて暫しの憂さ忘れ      宝納 徳一

米寿祝う目出度くもあり目出度くもなし


耳鳴りは昨夜コオロギ今朝小鳥    堀内今一歩

時期外し落ち葉踏み分け紅葉狩り


元上司川柳見たと便りあり      蒔苗八十八

喜寿過ぎて老いの坂道チト早い


湯たんぽに寒いさむいと足四本    若松 靖夫

君が代が奉安殿の如くなり


正直に生きよと習いだまされる    岩崎 篤子

船捨てる船長もありドジョウもか


鬼の面かぶせた孫も成人に      上田 将子

小さい芽近づく春を先に取り


知事市長絆新党立ち上げる      大西芙三男

メジロ呼ぶ庭の山茶花春が見え


竹爆ぜて太古を偲ぶ大どんと     木村  泉

かぐわしい菊人形の肌の白


薄命の佳人乙女も長寿の世      佐原 利幸

渋谷から会社へ半里徒歩の意気


家人ども喜寿金婚も気がつかず    鈴木  至

義理チョコの縁も切れもう気兼ねなし


自販機の灯りに群れる群すずめ    末田 洋一

晩酌へ身の丈合わす発泡酒


俺は行くオレは帰ると白い道     願法みつる

身の置き場ない沖縄の日章旗  







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