つばさ川柳 122号

>
つばさ川柳の投稿はこちらから。
【自由吟】




北の辺の思い出巡り利尻富士    田所  健
鍼灸に満願込めて身を託す

増税も税収増えぬ買い控え       中井  極
政権を獲れば破棄するマニフェスト

底辺の仕事支える常識派      蜂巣  徹
贅沢も常に叶えば喜べず

六三四なら武蔵忘るは本家なり      藤沼 智弘
タワーよりスタイルはいいツリーかな

今更にやたら目につく健康誌     宝納 徳一
案の定大関増えて荷物増え

看護師の目配せ読んで知る事態    堀内今一歩
山芋でグリンカーテン我が家にも

汐干狩り尻丸出しの花ざかり      蒔苗八十八
ウグイスを追い天下取るホトトギス

メタボ腹オスとメスでは張りと垂れ    若松 靖夫
なにわでは府は市に伺い立てなけりゃ

挨拶の出来ぬ人等が子を育て    岩崎 篤子
議事録をとらぬおヌシもワルよのお

蚊帳の中うちわの風に母偲ぶ      上田 将子
祖母の手に軽くゆれてたうちわ風

聖火には入れるなギリシャ不況風    大西芙三男
年並みにガタはあるらし我卒寿

寝もやらずスクランブルで国護る      木村  泉
食べながら喋りまくるも芸の内

添え状に東北の出とだめを出し      佐原 利幸
献血の勲章となる針のタコ

総電化電気不足が仇となる     鈴木  至
ダメ総理三代続く国の危機

運鈍根どんな風にも逆らわぬ     末田 洋一
逆境を生きた男の笑い皺

検診に自慢の過去はへし折られ     竹重 満夫
褒め言葉裏もあります趣味の会

語尾上げて軽いお人に化けてゆく     願法みつる
トカゲ百匹魚籠に仕込んで政治の府







川柳は、すべて詠み人の表記にしたがって掲載されています。
作品の著作権は、すべてつばさ会に帰属します。無断での転載・使用などはご遠慮ください。