ニュース2011年10月9日



虎の子空母もリストラ検討=「ジョージ・ワシントン」対象-財政赤字で逆風・米海軍


  10月8日付の ワシントン時事 は、「財政赤字対策で経費削減を強いられる米海軍が、抑止力の要の原子力空母もリストラ対象として検討していることが8日、分かった。莫大な費用が掛かる原子炉の核燃料交換時期の延期や、現在の空母11隻体制を10隻に減らす案が浮上。横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港とする「ジョージ・ワシントン」(約10万トン、乗組員6000人)もリストラの検討対象になっているという。 」と報じています。

  続けて、「パネッタ国防長官は少なくとも国防費を今後10年間で計4500億ドル(約34兆5000億円)削減するために、陸海空の各制服組トップにリストラ案をまとめるよう指示している。」と。1ドル=100円とすれば、ほぼ我が国の防衛予算を毎年削減する額となり、その規模の大きさと深刻さが分かります。

  最後に、「軍事力の象徴の空母運用は北朝鮮へのけん制や中国などに対する政治的メッセージとしても利用されている。海軍はジョージ・ワシントンを廃船にしても後継空母を横須賀に回すが、中国が空母建造を推進する中で空母をリストラすれば、日本を含む東アジア諸国に心理的影響を与えかねない。」と述べていることには全く同意です。米空軍の削減案も気になるところです。また、気が付いたらジョージワシントンに日の丸の付いたF-18が搭載され、海上自衛隊が運用していたということに・・・は、ならないでしょうか。



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http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011100800174