ニュース2011年11月15日



次期戦闘機開発 韓国に技術移転も=欧州会社



 11月15日付のWOWKOREAは、ミュンヘン・セビリア聯合ニュースとして、「次世代ステルス戦闘機60台を導入する韓国の次期主力戦闘機(FX)第3次事業に応募した欧州共同開発のユーロファイターの生産会社カシディアンが、韓国型戦闘機(KFX)の開発に必要な技術を移転する意思を明らかにした。また、韓国政府と具体的な交渉を進めたい考えを示した。」と報じました。

 記事は、具体的な動きとして、「カシディアンは10〜14日、韓国国防部の記者団を招待し、ドイツとスペインのユーロファイター組みたて工場、スペイン空軍のユーロファイター飛行団などを公開した。
 カシディアンはユーロファイターの最終組み立てを行っている会社。FX第3次事業の機種は2012年10月に選定される予定で、ユーロファイターと米ボーイングのF15E、ロッキード・マーチンのF35が候補に挙がっている。
 カシディアンの韓国事業責任者は13日に行われた会見で、「KFX開発に必要な技術すべてを移転できる」と説明。韓国が求める性能を備え、2016年までに供給することができるとした。韓国の要求事項が提示されれば、本格的な交渉に入る構えだ。
 また、韓国への技術移転に障害となる可能性が高い共同開発国の英国、ドイツ、イタリアの同意についても問題ないと強調した。」としています。

 一方、韓国側の動きとして、「一方、韓国の防衛事業庁と国防科学研究所関係者らも先週、スペインとドイツを訪れ、ユーロファイター側とKFX事業に関する技術移転の水準などを打診した。防衛事業庁関係者によると、ユーロファイター側は韓国の要求事項をすべて受け入れる姿勢を示した。」と報じています。

 韓国においては次期FXとして、ユーロファイターが選ばれる可能性は低いと言われていますが、その一方で既にその先は欧州の技術導入へと手を打っているようです。
  我が国においては、FXの次は米国との共同開発という話がありました。我が国及び周辺における装備品や運用はどうなっているのか、先のこととはいえ予想は難しいようです。



詳しくは、こちらをご覧下さい。
http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2011/1019/10089801.html