ニュース2011年12月1日

地球上どこでも1時間…米軍の無人極超音速機



 11月19日付と記事は、古いですが、興味深いと思われるニュースを掲載します。
 同日付の読売新聞は、「米国防総省は17日、地球上のあらゆる場所を1時間以内に攻撃できる米陸軍の極超音速兵器「AHW」の試験飛行を初めて実施、成功したと発表した。
 発表によると、AHWはハワイ・カウアイ島のミサイル施設から発射され、大気圏を飛行し、約4000キロ・メートル離れたマーシャル諸島の目標地点に命中した。最高速度は公表されていないが、極超音速は音速の5倍以上を指す。」と報じています。

 記事は、「オバマ政権は、核弾頭を搭載しない「通常即応型地球規模攻撃兵器(CPGS)」による抑止力維持を図る戦略を進めており、新型兵器の開発に力を入れている。」ということです。

  同種の計画は、陸軍のみならず、海軍、空軍でもあります。空からの超音速機による打撃力というと、陸軍のイメージに合わないようですが、一歩先んじた感があります。

 米国は、豪州に基地を新たに作成する等、周辺国と共同し中国を意識した国防政策を採るとともに、一国でもアウトレンジからの攻撃力を保持する考えのようです。



詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111118-OYT1T01026.htm



 なお、本記事に関する米国防省の正式発表はこちらをご覧ください。
http://www.defense.gov/utility/printitem.aspx?print=http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=14920