ニュース2012年2月17日



C2が物資投下試験 配備計画の美保基地


 2月17日付けの日本海新聞は、C-2の物量投下試験の様子を伝えています。記事によれば、「航空自衛隊美保基地(鳥取県境港市小篠津町)に次期輸送機「C2」を配備する計画で、試作機による物資投下試験が同基地で行われている。
 飛行中に後部胴体にある貨物扉が空き、物資が空中投下できることを確認する。13日からの予定だったが、悪天候のため15日から始まった。
 C2試作機は早朝、随伴機のC1とともに岐阜基地を飛び立ち、美保湾側から美保基地へ。同基地周辺を1回旋回した後、再び現れ、上空約350メートルから貨物扉を開け、パラシュートを付けた鉄製箱1箱を物資投下訓練場に投下。着陸せず岐阜基地へUターンした。
 投下試験は3月まで計8回程度実施される予定で、2月は24日(土日は除く)までの期間中あと3回行われる。 」と写真付きで報じています。

 続けてC-2のスペックについて紹介し、「C2は、機体の大きさがC1の約1・5倍で、最大積載量は約4倍の30トン。航続距離も約4倍となり、輸送能力が飛躍的にアップする。防衛省は2014、15年度、全国に先駆け美保基地に2(ママ)を配備する。」としています。

 記事に添付の画像はそれほど鮮明ではありませんが、2号機から物量が引き出される様子が写っています。千歳での寒冷地試験、空挺降下試験、そして物資投下試験、いじれも順調なようです。引き続き、所要の投下試験成果の達成と飛行の安全を期待します。

関連URLも参照してください。
http://www.nnn.co.jp/news/120217/20120217003.html