ニュース2012年2月21日



PKO陸自主力部隊が南スーダン到着


 2月20日付けの中日新聞は、陸上自衛隊施設部隊の1次隊が国連平和維持活動で南スーダン・ジュバの空港に到着したと伝えました。共同発の記事によれば、「南スーダンに展開する国連平和維持活動(PKO)でインフラ整備を担当する日本の陸上自衛隊施設部隊の1次隊約120人が20日、首都ジュバに空路到着した。1次隊の主力の合流で現地は約190人態勢となり、今後、宿営地整備などの準備を加速させ、4月初めのジュバ市内での道路工事開始を目指す方針だ。

 昨年7月にスーダンから分離独立した南スーダンは、2005年まで20年以上続いた内戦の影響で開発から取り残された。陸自部隊は道路や橋などのインフラ整備を通じ、復興と平和定着に貢献したい考えだ。

 1次隊は3月下旬までに全員現地入りし、道路整備などを始める。 」と報じています。

 多くの関連ニュースが陸自PKO部隊の到着を報じています。記事だけではわかりにくいのですが、写真を見ますと1輸空のC-130Hが写っており、この機体から陸自の隊員が降りてきています。小牧基地の渉外班に確認しますと、小牧基地を離陸し、那覇基地経由で出発したようです。足の短いC-130Hでのフライトは、ゴラン高原でのPKO空輸でもおなじみかもしれませんが、今回の活動ももっと知られてもいいと思います。1輸空の支援は、今後も人員や貨物の輸送に携わるものと想像されます。

 陸自及び空自部隊の国際的な活躍に敬意を表するとともに今後の活動の無事を祈念したいと思います。



                                                        
                        C-130Hから降りるPKO陸自隊員


関連URLも参照してください。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012022001002153.html

スーダン共和国については、こちらをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3