ニュース2012年3月15日



50周年のF15披露 小松基地 開庁記念塗装



 3月15日付けの北國新聞は、「航空自衛隊小松基地の開庁50周年を記念する塗装を施したF15戦闘機1機が15日 、同基地で報道関係者に公開された。機体に白山の山並みや小松市の木である松が描かれ 、17日の開庁50周年記念式典で基地内に展示される。
 全国約60点の応募の中から石井康裕さん=広島県福山市=のデザインが選ばれた。白 山を白と青色、松を緑色で表現し、機体側面に「50th Anniversary」と 記されている。記念式典と記念塗装機の披露は、昨年10月のF15燃料タンク落下事故 で延期されていた。 」と伝えました。

 続けて、なぜか、「小松基地の除雪隊解散式は15日、同基地で行われ、隊員64人が3カ月間の任務を終 えた。同基地によると、今年の累計降雪量は258センチで、出動件数は昨年よりも23 回少ない53回だった。井筒俊司基地司令は「航空機や戦闘機の運行に支障を来すことな く、迅速に任務を遂行してくれた」と労をねぎらった。 」と除雪隊解散式の様子伝えています。



 基地によれば、「17日の開庁50周年記念式典」は招待者だけの行事とのこと。先の小松救難隊50周年記念式典と同じく、非公開で、また記念塗装機の画像も掲載されていない。基地勤務経験者には関心の高いところであろうが、航空祭等での公開に期待したい。




関連URLも参照してください。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20120315002.htm


※ 記念塗装機は、マニア撮影した画像以外には見当たりません。また、記念塗装は、すぐに消されるとの情報もあります。塗装は、昨年公募したもののようですので、デザインにつきましては、航空自衛隊航空祭情報のHPをご覧ください。
http://www.mod.go.jp/asdf/komatsu/air_festa/index.html





続報(H240318)
1 3月18日付けの読売新聞は、「震災、タンク落下で1年遅れ 」と基地開庁50周年記念式典を伝えました。
  式典について、「式典で井筒俊司・基地司令は「北朝鮮のミサイルや核開発の問題など、日本海の国防の重要性は高い。日本の平和と独立のために努力していく」とあいさつ。タンク落下事故については「ご迷惑と不安をかけた。地元の人に『心配していたことが起きた』と言われたのが一番つらかった。地元との信頼を深め、共存共栄が続くよう願っている」と基地司令の言葉を画像と共に伝えました。

  また、16日に実施されたモニュメントの除幕式の様子を「これに先立つ16日には、基地協力団体などでつくる実行委が寄贈した、50周年記念モニュメント「希望の空」の除幕式が行われた。高さ2メートル、幅4メートル、奥行き2・4メートル。隊員の手から希望のアーチがかかり、子どもが見上げている構図で、基地の発展や小松市との共存共栄をイメージした。
 県内からデザインを公募し、45点の中から小松市立高校3年の西出美和さんの作品を選んだ。西出さんは「子どもの頃に航空祭で戦闘機が空を飛ぶのを見て、自衛隊にあこがれたことを思い出してデザインした」と話した。」と伝えました。

  式典を期に、小松基地の弥栄がますます発展することを祈念したいと思います。

関連URLも参照してください。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20120318-OYT8T00073.htm



2 3月17日付けの中日新聞は、そのモニュメントの除幕式の様子を以下のとおり、伝えています。
  「航空自衛隊小松基地の開庁五十周年記念モニュメント除幕式が十六日、地域住民や隊員らが出席して正門近くであった。
 「希望の空」と名付けたモニュメントは硬化プラスチックとステンレス製で、高さ二メートル、幅四メートル、奥行き二・四メートル。基地の民間協力団体でつくる五十周年特別記念協力事業実行委員会が贈った。
 小松市立高校芸術コースを今春卒業した西出美和さん(18)=加賀市作見町=がデザインした。緑色の隊員の像が放つアーチ状の光に、ピンクの少女の像が手を伸ばしている。九谷焼作家三代浅蔵五十吉さん=小松市八幡=の陶板を添えた。
 式では実行委員会長の和田衛・小松商工会議所会頭、井筒俊司・基地司令らが除幕。和田会頭は「基地と地元の友好関係を促進したい」とあいさつ。井筒司令は「伝統の上に希望を重ねた作品。明るい歴史が続きますように」と感謝した。
 西出さんは「子どもたちの未来と夢を守ってほしい」と作品に込めた隊員への思いを話した。」

関連URLも参照してください。
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20120317/CK2012031702000147.html