ニュース2012年3月17日



政府専用ジャンボ機退役へ、後継に787浮上



 3月16日付けの読売新聞は、「政府は政府専用機として1991年に初めて導入したジャンボ機「ボーイング747―400型」2機を2018年度に退役させる方向で調整に入った。 」と伝えました。

 その理由として、「国内大手航空会社の機種変更で、国内整備が難しくなるためだ。後継には、最新鋭の中型機「ボーイング787」の導入論が浮上している。
 政府専用機の整備を請け負う日本航空は、747型機を昨年度で退役させた。全日空も同型機を退役させる方針のため、政府は現行機維持は難しいと判断した。 」と伝えています。

 後継機として、787が浮上していると伝えています。「後継に浮上している787は、全日空が昨年11月から営業運航を開始し、日航も導入を進めている。国内で安定的に整備が受けられ、省燃費で航続距離が大型機並みの約1万5000キロを確保できる。部品の約35%が日本製という「準国産機」である点も、政府内で評価が高い。1機200億円程度で、2機購入で400億円以上かかる見通し。」

 飛行場で撮影していますと、老若男女を問わず、ジャンボ機の人気の高いことが分かります。そのジャンボ機が消えることは寂しい限りですが、経済的効率性や環境特性からもやむを得ないと思われます。静かで、室内の空調の優れた787は、搭乗者に好感を持って迎えられると思われます。


関連URLも参照してください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120316-00000610-yom-soci



追記(H240320)
政府専用機の画像が千歳基地HPのトップページで見られます。
http://www.mod.go.jp/asdf/chitose/