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マイクロソフトが発見! 中国製パソコンに出荷時からウィルス

 9月16日(日)付の税金と保険の情報サイトは、「マイクロソフトが発見! 中国製パソコンに出荷時からウィルス」と報じました。

  記事は、まず、「■工場で不正ソフトをインストール」と題し、出荷時から不正ソフトがインストールされていると伝えています。
 「■工場で不正ソフトをインストール
米パソコンソフト大手マイクロソフト社は、中国製パソコンについて、製造時に工場でウィルスなどのマルウェアがプリインストールされていることをつきとめた。
 マルウェアの中には、ネット銀行のアカウントなどを抜き取るものもあった。」

 続けて、「■2割に出荷時からマルウェア
 マイクロソフト社では、中国のマルウェアを調査するため「オペレーションb70」と名付けた調査活動をおこなってきた。
 その一環として、中国のさまざまな都市でデスクトップパソコン10台、
ノートパソコン10台を購入して調べたところ、このうち4台からウィルス感染が見つかった。
 感染が確認された中国メーカーは複数に及ぶ。」と。

 マルウェアとは、「不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称」です。中国は国家レベルで、企業や他国政府のサーバーに侵入し、情報を不正に取得している疑いがもたれていますが、個人のPCに対しても不正をしようとしているのでしょうか。

 実態は更に深刻なようです。
 「■ビデオカメラも遠隔操作
 工場でプリインストールされていたのは、Nitolと呼ばれるマルウェアなど。
 パソコンの電源が入れられるとすぐにコントロールシステムに接続し、さまざまな情報取得や漏洩をおこなうもの。
 ビデオカメラやマイクロフォンを遠隔操作する機能や、ユーザーのキーボード操作を追跡するキーロガー機能、サイバー攻撃を隠す機能なども持つという。
 一般にウィルスなどのマルウェアはネット経由で感染、侵入するものと考えられてきた。
 出荷時からプリインストールされているとしたら、ファイアーウォールなども無意味である。」

 ビデオの遠隔操作などがなされていると、日常が監視されているのも同然です。動画、音声、テキスト全てが筒抜けです。

 記事は、最後に「中国製のパソコンや情報端末の購入には、慎重になったほうがいいようだ。」と結んでいますが、全く同感です。
 とはいえ、中国メーカーなら用心もしますが、N社製のようにOEM製品もあります。生産を中国で行っている製品もあります。
 「出荷時からプリインストールされているとしたら、ファイアーウォールなども無意味である。」と記事は書いていますが、マイクロソフト製のフリーのアンチウィルスソフトを入れておく等、最低限の対応は必要です。
 今やほとんどのPCにカメラとマイクは標準装備となっています。心配ならカメラは付箋紙でふさぐ、マイクはオフにする等の処置が必要です。何しろ2割ものPCにウィルスが偲ばせてあるのですから。併せてアンドロイド携帯や端末にもご注意下さい。こちらにはほとんどアンチウィルスソフトはないと思われていますが、有料、あるいはフリーのソフトも出てきていますので、探してインストールされることを強くお薦めします。
 ウィルスの増殖を防ぐためにも各自の機器で拡散を止めるようにしましょう。





関連URLも参照してください。
http://www.tax-hoken.com/news_aiRYedKXWe.html


オリジナルの記事は、こちらのようです。
http://www.techweekeurope.co.uk/news/nitol-botnet-microsoft-chinese-malware-security-cs-92741