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  北朝鮮のミサイル発射、沖縄の先島付近上空を飛行か

1 概要

  12月2日、MHK NEWS WEBは、「北朝鮮が発表した人工衛星の打ち上げで、事実上のミサイルは発射後、沖縄県の先島諸島付近の上空を飛行するとみられることが分かりました。
  防衛省によりますと、北朝鮮は1日夕方、発射に関連した航空関係者向けの情報を発信し、発射場所や部品が落下するおそれがある海域について公表しました。 それによりますと、人工衛星は北朝鮮北西部の発射場から南の方角に打ち上げられ、その後、1段目が韓国の西沖の黄海に、2段目がフィリピンの東沖の太平洋に落下する見込みだとしています。
 このほか、部品の一部が韓国の南西沖に落下する見込みだとしています。
 この情報をもとに、防衛省が飛行コースを推定した結果、事実上のミサイルは沖縄県の先島諸島付近の上空を飛行するとみられるということです。
 また、発射を予定している期間は今月10日から22日までと1日の発表と変わらず、時間帯は日本時間の午前7時から正午の間だとしています。」と報じました。
 WEB NEWSは続けて、「自衛隊迎撃部隊準備」について報じています。
 「北朝鮮が人工衛星の発射を予告したことに関連し破壊措置準備命令が出されたことを受けて、自衛隊は万が一、部品などが落下する場合に備え、迎撃ミサイル部隊を沖縄県や首都圏などに派遣する方向で準備を開始しました。
  派遣される部隊のうち、海上自衛隊のイージス艦は、高性能レーダーで大気圏外を飛行するミサイルを追尾し、万が一、日本国内に落下するおそれがある場合、SM3と呼ばれる迎撃ミサイルで撃ち落とす能力があります。
 また、航空自衛隊の迎撃ミサイルPAC3は、地上近くで撃ち落とすための迎撃ミサイルです。
 イージス艦とPAC3は、あらかじめ飛行ルートにあたる地域に派遣されますが、今回は、今年4月の発射とほぼ同じコースを飛行するとみられるため、自衛隊は破壊措置準備命令を受け、イージス艦を日本の周辺海域に、PAC3の部隊を沖縄県や首都圏に派遣する方向で準備を進めています。」とされますが、どのような成果が達成されたときにどういう対価を受け取るのでしょうか。その具体的な形が見えてくるのはまだまだ先のようです」と伝えています。


2 コメント

  迷惑とも言える北朝鮮の事実上のミサイル発射が再びアナウンスされています。その狙いについても不明とする報道と「正日氏死去1年 正恩体制の求心力狙い」とする報道もあります。「金正恩氏の後見役だったはずの『軍4人組』全員更迭」とのニュースもあり、国威発揚と合わせ、求心力狙いが目的と推測されます。
   防衛省においても防衛大臣の臨時記者会見によれば、防衛大臣による「一般命令を発出するという手続きを終え」たということで、本日中に「航空総隊以下自衛隊の所要の部隊に」命令が発出されることになるとのこと。
   別の報道によれば、白山、饗庭野、芦屋の高射部隊はすでに呉に向けて移動を開始したとのこと。部隊は今年4月と同様、先島諸島に展開されるものと思われます。
   衛星の打上に成功する可能性に言及する報道は少ないですが、4月から技術的な進歩があったわけでもなく、今回も成功は難しいと思われます。国産といっていますが、ロシア、フランスなどの技術支援を受けても韓国でもその打ち上げに失敗しています。打ち上がらないものを探知するのは困難ですが、順調だったとは言えなかった連絡態勢についても見直しがなされたということなので、試されるのは意外にも日本国内の対応かもしれません。

3 関連URL
   ご参照下さい。

  沖縄の先島付近上空を飛行か

 

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