平成20年10月の講演会

平成20年10月16日(木)

クウェート事情

平成20年10月16日(木)1300〜1500グランドヒル市ヶ谷で会長以下約30名の会員が出席して前クウェート防衛駐在官、現空幕情報課武官業務班長 河江啓介1佐の講演会が行われました。空自最前線の模様について会員一同は熱心に耳を傾け、講演後は活発な質疑応答が行われました。

(講演概要)
   小さな砦を意味するクウェートは四国とほぼ同じ広さの国土に人口300万人(クウェート人は1/3でその他は外国からの労働者)85%がイスラム教徒の国である。潤沢なオイルマネーのお陰で国民は経済的に恵まれた生活を送っており、無利子無期限ローンによる住宅取得などの多くの特典がある。特に軍人は厚遇されており、退官後は現役時の80%の生涯年金が保証され、大佐以上では3年に一度新車が支給される。首長一家が政治を掌握しているため民主化は進んでいないが大きな問題はない。日本に対しては尊敬の念と親近感を持っている。近年の中東情勢ではイランとイランに対する米国の対応などに不安を抱いている。安全保障は米国に全面的に依存しているが、最近ではGCC諸国やNATOとの関係強化に努力している。我が国が開発中のC-Xに非常に関心を持っている。文化習慣の違いや勤務態様の相違等で現地での調整は困難で苦労もあったが、イラク復興支援を通じて築いた日本とクウェートの友好信頼関係を今後維持することは我が国の国益につながるものと考えられる。

  
講師河江1佐 熱心に聴講する会員

  


    
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