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演題:「航空自衛隊の近況」

 三木会は平成26年4月16日(水)1300〜1430、グランドヒル市ケ谷において、第33代航空幕僚長 齊藤 治和 空将を講師にお迎えして「航空自衛隊の近況について」と題して講演会を開催しました。



 齊藤空幕長は、司会の宮脇理事からの紹介のあと、概要、以下の内容について講話されました。
■ 空自60周年記念行事について
■ 航空観閲式について
■ 中国の東シナ海における最近の活動について
■ 戦略、25大綱・26中期防を踏まえた空自の防衛力整備の方向性と将来体制について
■ Q&A


1 空自60周年記念行事について
  空自60周年記念行事は、5月24日の祝賀コンサートを開始に、翌日の中央式典や航空観閲式、空軍 参謀長等を招へいしてシンポジウム(仮称)などが計画されているとのこと。
 また、空自に対する国民の理解 増進のための企画として、記念冊子の作成、すみだトリフォニーホールでの記念演奏会も実施されます。
  5月25日に入間基地で実施される中央式典では、約300名を招待し、感謝状贈呈式などが実施されます。

  空幕長からは空自60周年記念ロゴマーク及びキャッチフレーズ、ポス ターが紹介されました。ロゴマークのデザインはプロの手によるもので航空自衛隊を一目で分かるようにイ メージされたものと。キャッチフレーズは、「蒼き空を明日(あす)へつなぐ」と。英語では、"Blue sky leads to tommorow." と表現されました。ポスターについても空幕長のお気に入りのデザインのようで、詳しく説明して頂きました。


2 航空観閲式について
  3年ごとに実施される航空観閲式は、「自衛隊に対する国民の理解及び信頼の増進」等を目的に実施され ます。実施期日は、未定ですが10月下旬を予定し、場所も検討中ではあるが、百里の可能性が高いような話し振りでした。実施事項は、慰霊飛行、観閲飛行、巡閲、観閲官訓示、展示視閲に加え、60周年記念飛行を実施するべく検討中とのこと。
  その観閲式の流れの中で実施される空軍参謀長等招へいにおいては、シンポジウム(仮称)の他、文化研修、レセプションなども実施される予定。


3 中国の東シナ海における最近の活動について
  中国海軍が西太平洋で3艦隊が参加し実施した「機動−5号」演習について話されました。また、「東シナ海防空識別区」や平成25年度のスクランブルの状況についても言及されました。

4 戦略、25大綱・26中期防を踏まえた空自の防衛力整備の方向性と将来体制について
  25大綱については、国家安全保障戦略から説き起こし、「我が国国防の基本方針」、「25大綱 防衛力の在り方」を踏まえ、空自の体制、28個警戒隊への移行、警空隊の2個飛行隊から3個飛行隊への移行等について話されました。戦闘機部隊も12個飛行隊から13個飛行隊に増え、空自の体制派より強固なものとなることが予想されます。
  26中期防のうち、空自関連について説明があり、サイトレーダーの整備、AWACSの改善、戦闘機(F- 35)の整備等について話されました。空自に絞った説明は、要点を得たもので分かりやすいものでした。
  
5 ご質問
  最後に質問の時間をいただき、講話の中からより具体的なご説明を求める質問が相次ぎました。


 空幕長からは、本年度の主要行事、空自を取り巻く環境及びその対応等、丁寧な説明を受けました。スクランブルも冷戦 時代とほぼ同等の数となっていることや部隊では、冷静な対処をしていることも伺いました。心強い限りです。
 HPで御紹介できる内容には限界があり、漠然とした記事なったことはご容赦下さい。細部、公表可能な資料等を頂いた場合は、再度ご紹介いたします。
 なお、空幕長からは講話の最初に、つばさ会からの教育褒賞支援、持続走大会等への各種支援に対してお礼の言葉がありましたので、ご紹介いたします。

(文・写真:n-alfa)