三木会は1月19日(木)1300〜1430、グランドヒル市ケ谷「白樺西」において、空幕装備体系課長 荒木哲哉1佐(B31)と同会計課長
三浦博安1佐(B28)を講師にお迎えして平成24年度の空自予算(案)の概要について講演会を開催しました。
講演会では、まず荒木装備体系課長が登壇
I 平成24年度空自予算(案)の考え方
II 主要事業
1 実効的な抑止及び対処
2 アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化
3 グローバルな安全保障環境の改善等
III 主要な装備品
IV 編成事業の概要について、講話されました。
続いて三浦会計課長が登壇。
V 予算編成過程
VI 経費の概要
について話をされました。
主要事業の中身としては、F-35Aの取得のほか、沖永良部島レーダーの換装、無人機の運用等にかかる海外調査、次期輸送機の取得等々、編成事業としては、航空救難団の総隊司令官への隷属に伴う改変等があります。
概算要求は、大震災、内閣交代の影響もあり例年以上に時間的に厳しいものだったようです。日本再生重点化措置(政府・与党会議)、国会版事業仕分け、提言型政策仕分けを経て、12月に予算編成の基本方針、政府案決定が決定されていきました。ご案内のとおり、国会版事業仕分けで公務員宿舎の建設が中止となりましたが、空自も例外ではありませんでした。
本日の講演には会員約80名の参加があり、F-35A,新レーダーの導入、震災対処等、多くのテーマがある中、民主党政権3代目での防衛予算に対する関心の高さを示していました。例によって講演後も多くの質問があり、盛況のうちに講演会を終了しました。
終わりにあたり竹河内会長から、お礼と防衛予算が限られる中、防衛環境は厳しい、お二人には引き続きご健闘いただきたいと激励の言葉がありました。
現職にとって公的な立場を離れての発言は困難な時代ですが、三木会は、最新の情報を間近に伺える得がたい機会です。公刊資料だけではあいまいな部分も確認できる機会がありますので、会員の皆様には、このような機会を積極的に活用していただきたいと思います。
|