自衛隊レポート by n-alfa


入間基地ランウェイウォーク2012

 


 平成24年4月21日(土)、入間基地においてランウェイウォーク2012が開催されました。

 ランウェイウォーク2012への応募ハガキは1085通、応募人数は3,075人で、応募者は北は北海道から、南は大分まで、年齢的には、ゼロ歳から86歳までの多岐に渡っているそうです。応募者は北は北海道から南は大分まで、年齢的にはゼロ歳から86歳までの多岐に渡っていたそうです。

 スタートに先立ち、入間基地司令國分将補が、滑走路についてその諸元や、離着陸数、特徴などについて説明された後、空自と入間基地に対するご理解をお願いしたいと挨拶されました。
 基地司令の挨拶後、ランウェイウォーク委員による安全上の注意事項があり、入間市副市長のスタートの号砲と中空音楽隊の先導によりランウェイウォークが開始されました。また、滑走路上では消防車が放水、一行を歓迎しました。

 入間基地では、ランウェイウォークに合わせ、中空音楽隊の演奏、歩哨犬訓練展示、佐渡鬼太鼓、入間修武太鼓、航空機・車両展示等が実施されました。カレーライスもふるまわれました。調理は基地基群に加え、2移警隊と1高群4高隊が担当し、それぞれ200食を用意しました。材料の切り方が同じでしたので、基地が食材を提供していたようでした。こういった機会を利用しての炊事訓練が被災地での支援に役立っていると思われました。

 中空音楽隊の演奏は、中央音楽隊の和田 信2曹の作曲による「希望の空」で開始され、アンコールの「また逢う日まで」等が演奏されました。歩哨犬訓練展示は、ウォークの前後、2回にわたり実施され、ユーモラスな説明、展示もあって笑顔と拍手にあふれたもので大人気でした。
 佐渡鬼太鼓は、佐渡分屯基地の隊員が地元の祭などで展示しているもので、総人班長の渡部2尉以下、25名で展示しているものです。獅子舞の演技もありました。演技終了後、獅子舞にかまれると縁起が良いということで、展示後たくさんの参加者が獅子舞にかまれていました。中には怖さのあまり、大声で泣き出す子供もいましたが・・・。
 入間修武太鼓は、平成7年の結成以来、音楽まつりや東日本大震災での慰問演奏等、大活躍中ですが、今回も見事な演奏を披露しました。修武太鼓は、これからも入間基地納涼祭(盆花)等で披露される予定です。情報は、facebookでも配信されています。
 URLは、http://ja-jp.facebook.com/JASDF.Syubudaiko です。Youtubeでも動画が多くアップされていますのでご覧になれると思います。

 ランウェイウォークは、それぞれの速度で約4kmを歩くので、先頭から最後尾まで長い列が出来ました。また、体調により途中でのショートカットも可能で、途中のタクシーウェイをショートカットする参加者も見受けられました。航友会会長や隊友会入間支部長のお姿もありました。最高齢は、もしかしたら航友会会長かもしれません。会長は、基地司令らとともに最初から最後まで全行程を歩き通されました。毎年、この日を楽しみにされ、散歩を欠かされないとのことです。

 約20万人もの観客が集まり、時に身動きも出来ない入間基地航空祭に比べ、ランウェイウォークは、ゆったりと航空機等の見学も楽しめます。これからもますます人気が高まるものと思われます。機会がありましたら是非参加され、各種イベントを通じ、隊員の本気度と熱意を確認してください。

   
 東日本大震災のパネル展 入間基地の活躍を伝えるパネル 
   
早朝、まだ眠たげなC-1、内部も開放  消防車も人気
   
先頭の横断幕  基地司令挨拶
消防車放水 Walk on the Walter 
   
 RWYで飛行機になる参加者−よくあることです。 右より基地司令、隊友会入間支部長、航友会会長 
   
カレー、量もたっぷり   歩哨犬訓練展示−カレー食べに来ただけだ、と。
   
佐渡分屯基地から鬼太鼓  精力的に活動する入間修武太鼓−見事な演奏でした。