BI、松島基地帰還行事 本文へジャンプ

【静浜基地航空祭】

 平成25年5月26日(日)、静浜基地に於いて基地開庁55周年記念航空祭が開催されました。

 5年ぶりのブルーインパルス、空飛ぶ広報室の高視聴率、関東及び中部地区から日帰り圏内、米海兵隊岩国基地航空祭の中止等々が影響したか、例年の倍の約五万人が来場しました。静浜基地がほぼ入間基地や岐阜基地の航空祭並みの混雑でした。一般来場者として見学しましたが、バスの運行、基地内動線の見直し等、多くの来場者を裁くには運営方法に改善が必要と感じました。

 イベントとして、基地所属の「T−7をはじめ、T−4、RF−4、F−2、F−15などの展示飛行を行い、地上には、UH−60などの陸海空のヘリコプター、C−1輸送機、静浜基地歴代の練習機(第1格納庫)を展示したほか、T−7jrの演技など(静浜基地HP) 」が行われました。

 航空機の飛行展示は、見学場所が滑走路に近い上に高度も約150mと低いため、迫力も十分。来場者は、轟音とともに繰り広げられるフライトを十分に楽しんでいました。

 ブルーの展示は浜松からのリモートのため、いきなりのファンブレイクからスタート。周囲の来場者からは、素直な驚きと歓声が上がっていました。演技の最後は、4機のダイヤモンド編隊がスモークを引いている横を5番機、6番機が航過するというもの。多くの歓声と拍手のうちに演技を終了し帰隊しました。

 陸自の展示機も帰投時は、近頃は珍しくなったバイバイフライトを実施。特にOH-1の機動では、ほぼ垂直となる機動に一段と大きな歓声と拍手が起こりました。以前はもっと近い距離でしたが、観客と隊員の距離の近い航空祭として今後ともこういった展示を継続して欲しいものです。


T-7×4機によるオープニングフライトで開始 1空団のT-4×2機によるファンブレイク!

501SQのRF-4  飛実団のF-2は常に視界内でフライト

小松306SQのF-15は機動飛行を展示 来場者の目前をシミュレートランディング

1輸空のC-130H 救難のUH-60J単機による救難展示
大地震発生時の避難経路 しかし、誘導はほぼ不可能か。
C-1、CH-47の見学に多くの行列 施設機材置場、人気はあるが非公開
ジャイアント・フイッシュ・フォーメーション T-7×10機によるマウント・フジ・ローパス
県警ヘリによる定評のある"機動飛行" 最後はサイレンを鳴らして航過
ブルーはファンブレイクで開始 スタークロスでも拍手が
AH-64やOH-1も明野から飛来 焼津の「やいちゃん」と「マリンレディ」も参加

  ブルーインパルスは、昨年飛んでいない基地では2回の予行を実施するとのこと。
 飛行展示後のアナウンスで、「復興のシンボルとしてフライトし、夢、希望、感動、そして笑顔を届けたい」と。担っているものは重いですが、ここ静浜ではその思いは十分に伝わったようでした。
 航空祭のシーズンは始まったばかりですが、今後も各地でその想いを十分に披露してもらいたいと思います。

 
 
 演技終了後、ダイヤモンド隊形で挨拶。その後を、5番機と6番機が追う。