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【H25横須賀水交会部隊研修】

 平成25年9月5日(木)、横須賀水交会(会長土井克彦)主催の部隊研修が実施され、参加させて頂く機会を得たので、ご紹介いたします。
 場所は、米海軍厚木航空施設及び海自厚木航空基地、米海軍は第51海洋攻撃ヘリコプター部隊(HSM-51)を、海自は第51航空隊を主に研修しました。

 当日は、朝から天気が悪く、集合場所の相模大塚駅は落雷のために電車が不通状態で、参加者は当駅までタクシー等で移動することとなりました。さすが海自で、5分前の精神が徹底しているのか、特に大きな混乱もなく集合が完了した ようでした。

 基地では、まず基地ターミナルに移動。ここで広報資料館などを見学。飛行場地区も見え、待機中のUS-2などが見えましたが、米海軍側は撮影禁止でした。

 研修は、まず米海軍厚木基地(ANF)についてのブリーフィングを受講。渉外専門官から所在部隊、任務、トモダチ作戦などについての説明を受けました。

 部隊研修先のHSM-51ウォー ローズは、今年の3月7日に51軽対潜ヘリコプター飛行隊(HSL-51)から改称されました。部隊での説明では、SH-60BシーホークからSH-60Rロメオに機種変更中で、今年中に変更が完了するとのこと。
 説明中、印象的だったのは、ロメオのコクピットは4つの大型ディスプレイが装備されていて、左右同じ画面が見られることもあり、パイ ロット席とコパイ席は区別されておらず、Pは好きな方に座るとのことでした。
 また、対潜哨戒や捜索・救助などの任務に応じ、装備を変更して出撃すると。乗員はパイロット2名とクルー1名の計3名。クルーも任務に応じて交代するのかと質問すると、同じクルーが異なるミッションを一人でこなすと回答がありました。米海軍は省人化が進んでいると感じました。

 米海軍側に撮影制限があり、多くをご覧に入れられませんが、以下、写真にて説明いたします。

朝、集合場所の相模大塚駅上空のSH-60R 辛坊氏を救助したUS-2

広報資料館で首席幕僚の説明を受ける  厚木基地所在部隊の説明パネル

派遣海賊対処行動航空隊表彰状 米海軍指揮系統の説明


 第51航空隊は、空自でいえば飛実のような任務を持ち、「海上自衛隊で使用する航空機及び装備される機器の性能調査 、評価、用法研究等を行うとともに、航空部隊に対し技能向上のための訓練指導やこれらの業務に従事できるテストパイロット等の養成教育」を実施している部隊です。

 51空では、現在試験中のP-1を研修させて頂きました。機体説明は、ボンベイドア及びエンジンカウルをオープンした状態で 機体と試験状況について詳しい説明を聞くことが出来ました。
 一言で言えば、試験は順調で、P-1素晴らしい機体ということでした。国内開発ものであり、当然でしょう。

51空幹部による概要説明 後方から見たP-1、アート風仕上げ
ボーイング757クラスの大きさを実感 エンジンの静粛性について説明
以下は、M会員からのご提供写真
HSM-51にて記念撮影 懇親会にて米海軍基地司令の挨拶

 研修の最後は、コンベンションセンターで懇親会。米海軍及び海自の主要幹部との懇談を通じ、厚木基地及び部隊についての理解が進んだ研修でした。研修の機会を与えて頂きました横須賀水交会A氏(画像右)に感謝申し上げます。